井上大城

標高771m、比高221m。築城年代は不明だが、遺構を見るに、南北朝時代から戦国時代の早いうちに最終的な改修が施されたものと感じられる。

名族・井上氏の詰の城。井上氏館の正南方、東西に走る尾根上にあって、本郭と一段東方に下がって副郭、三の郭が認められ、尾根上西側には堀切があり、東側には四重の堀切を配す。また本郭を囲んで南側に帯郭が残っている。

城址からの展望は素晴らしく、居館を見下ろす詰の城であったことが分かる。

城址は井上山の頂上に位置し、登山道は複数あるようだ。今回は、浄運寺の墓地から登山した。所々、案内板があっており、20分ほどの道のり。途中急斜面もあって楽ではないが、尾根まで出て右に曲がると城址説明板が設置され、そこから程なく城域。この道はおそらく搦め手であろう。中世的な山城の典型で、保存状況は良い。

 

 (【左写真】主郭。それなりに広い 【右写真】主郭すぐ下の二の郭)

 

(【左写真】二の郭すぐ下の三の郭 【右写真】主郭の帯郭)

 

(【左写真】尾根筋にある説明板 【右写真】城址遠望)

 

 

 戻る

 

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送