須田氏館

現在の蓮生寺が須田氏館の跡であると云われている。

須田氏は井上氏館に本拠を置いた名族・井上氏の同族で、鎌倉時代より臥竜山に出城を築き、南北朝の頃は南朝に従って各地に出陣した。

戦国時代になると村上氏に属し、武田氏によく抗したものの敗戦、永禄二年(1559)、当主・須田満親は上杉氏を頼って越後へ逃れ、その実弟・左衛門はこの地に残って信玄の軍門に降っている(『信州の城と古戦場』)慶長三年(1598)上杉氏の会津への国替えに伴い、須田氏はこの地を離れた。

遺構は見られないが、背後には詰の大岩城を築いた天狗岩山があり、典型的な中世居館の立地である。

 

 (【左写真】蓮生寺 【右写真】氏館木碑は境内にある)

 

 

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