松尾城

毛賀沢川に臨む段丘突端の残丘を利用して構築された平山城。外郭を含めた全体規模は東西600メートル、南北350メートルを計り、本曲輪、二曲輪、三曲輪を主に各所に空掘、土塁、腰曲輪、段曲輪などを残す飯田地方の代表的な城郭のひとつである。

同族である、深志小笠原氏、鈴岡小笠原氏と対立関係にあった松尾小笠原氏の居城として15世紀末から16世紀末の約100年間用いられたもので、武田信玄及び織田信長という戦国武将の動きに左右された地域城郭の姿を示すものと評価される。

発掘調査等による出土品も15世紀から16世紀に限定された城の盛衰を裏付けているという。 

鈴岡城から沢を隔てて徒歩10分くらいの場所。こちらも公園になっていて車で行けるようだが、住宅地がすぐ迫っており、かなりの遺構は破壊された様子。現地縄張図を辿って歩くが、現状はその通りに保存されていない。

 

(【左写真】城址石碑 【右写真】本郭址。規模は大きかったようだが、遺構はハッキリしない。)

(二の郭もなだらかに傾斜しており、自然に破壊したか、公園整備で破壊されたかと思われる。)

 

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