青木城

青木城(★神奈川県横浜市神奈川区高島台)

標高24m、比高20m。

代々「青木」の地を領していた多米氏が築城したとされる。戦国時代には多米氏は後北条氏に属した。『諸国廃城考』は、天正十八年(1590)多米周防守の居城となっていたが、彼は豊臣秀吉の侵攻に対し上野国に出陣、討ち死にしたと記している。

『新編武蔵国風土記稿』によれば、本覚寺の山が城址というが、すでに江戸末期には遺構は消失していたようである。

城址は京浜急行電鉄の神奈川駅近くの本覚寺で、線路を挟んで権現山城がある。古くはこれらは一つの城郭で、現在の線路は堀の跡であるとの説も見られる。

 

 

(【左写真】本覚寺 【右写真】城址遠望で線路が堀の跡)

 

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