懐島権守景義館

懐島権守景義(ふところじまごんのかみかげよし)は、この地(茅ヶ崎市円蔵)に居住した平安末期から鎌倉時代初期の豪族・大庭景義の別名。保元の乱(保元元年・1156)で活躍したことで名高い。

館跡は現在の「大明神神社」に比定される。かつては空堀跡や馬場などが見られ(『新編相模国風土記稿』)、近年まで堀らしき地形が周辺に認められた(『日本城郭大系』)とされるが、現在は開発が進み、遺構を明瞭に指摘することは困難である。

なお、戦国時代、この地は後北条氏家臣・近藤孫太郎が拝領されており(『小田原衆所領役帳』)、この館跡は、その立地状況から鎌倉期から戦国末期まで使用されたものと推察されている。

JR東海道本線・茅ヶ崎駅を県道45号で北上し、円蔵交差点を東に入ると大明神神社の参道がある。敷地内には数多くの石碑があって、住民から大切にされていることを知る。

 

 (【左写真】大明神神社 【右写真】神社裏手の石碑と石像)

 

  (【左写真】境内の「土塁址」碑。しかし遺構はない。【右写真】神社裏手は空堀だったという。)

 

戻る

 

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送