高津屋城

標高913.4m、比高165m。築城者、築城年代不明。

一説に雪之助という土豪が居城として築き、その後、武田氏が狼煙台として利用したとされる。富士見城とは谷を隔てた対の関係にある。雪之助は佐久の豪族・大井氏によって滅ぼされたという(『信州の城と古戦場』)。

明治時代には大浅間大神が祭られ、掛茶屋や家屋が築かれ、信仰の人々で賑わったということから、戦国時代そのままの状態ではないのかも知れない。遺構として主郭と二の郭があり、それぞれが土塁で固められている。いずれにせよ、簡易な城郭であって、その改修時期は武田氏統治時代よりも下らないだろう。

城址へは、県道79号小諸上田線の「高津屋トンネル」の上の山。高津屋別荘地の一角で、城址公園となっているが、ほとんど人も訪れないようで、わずかに城址説明看板が立つのみである。

 

(【左写真】主郭 【右写真】主郭土塁)

 

(【左写真】二の郭 【右写真】城址遠望)

(自作縄張図)

 

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