壁田城

標高460m、比高120m。

佳吉は火置田(ひきだ)と書いて、奈良朝の蝦夷経略時代の狼煙台のあった所と云われている。中世には高梨氏の山城として重要な拠点となっていた。壁田神社(長丘神社)のあるところが本郭でその前後に幾つかの堀割も残っている(『現地説明板』)。戦国時代には北信の豪族であった高梨氏に属した山田豊前守が改修したものの、武田氏によって落城している(『信州の城と古戦場』)。

城址は大規模な複数の郭で形成され、堀切を配すといった典型的な中世山城の有様をよく呈している。国道292号「合同庁舎入口」交差点を壁田地区に入り、国昌寺脇の林道から山腹まで車で行ける。そこから長丘神社のある頂上までは10分ほどの登山。

 

  (【左写真】主郭の長丘神社 【右写真】副郭から主郭を見上げる)

 

  (【左写真】副郭と三の郭の間には大規模な堀切 【右写真】登山道より城址を見る)

(頂上の城址遠望)

 

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