上野の館

大倉崎館跡とも。竹内源内の居館との説があるものの不明。

中世の豪族が居住した館跡で、千曲川に接した要害の地に築城し、中世の争乱期における地方豪族の居城としては典型的な様相を示している。館は東を千曲川の断崖に接し、北・西・南を幅10m、深さ5m以上の壮大な堀で囲んでいて、堀の長さは北辺が34m、西辺が104m、南辺が42mある。 昭和63年、の発掘調査では、中国から輸入された白磁,青磁,能登半島で焼かれた珠州焼き,越前屋期,美濃・瀬戸焼き等の焼き物の他、中国銭,鎧の一部の小札,釘などの鉄製品,茶臼,硯などが発掘されたという『現地説明板』)。

国道117号の千曲川に架かる常盤大橋の西詰に位置する。土塁、空堀が良く残っているものの、中央部を国道が貫通している。ここに国道・橋を建築したことはどうも腑に落ちない。

 

  (【左写真】郭の部分 【右写真】全周する空堀)

 

  (【左写真】土塁も良く残る 【右写真】現地説明板)

  (遠望)

 

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