田村館

平塚市田村一帯は鎌倉時代の武将・三浦平六義村の居館跡と伝承される。承久元年(1219)七月鎌倉第四代の征夷大将軍を嗣ぐべき人物として迎えられた藤原頼経は五日間この地に滞在し、同十九日鎌倉入府を行った。頼経将軍はその後も数回来泊している(『吾妻鏡』)。

安貞二年(1228)七月には執権・北条泰時、連署・北条時房等鎌倉の将星多数が臣従し、三日間に亘り田村の秋興を満喫した。居館は田村の渡しに連なる古街道に面し、大手口を北側にもっていたとされる。三浦義村は延応元年(1239)十二月に歿し、館はその前後に廃されたと推察される(『現地石碑板』)。

国道129号の「田村」交差点を相模川方向に進み、神川橋手前の「八坂神社」交差点を右折。100mほど直進した市営宮ノ前住宅の道路沿いに石碑が建つ。

 (市営宮ノ前住宅の道路沿いに石碑あり。

 

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