袋の殿山

標高21m、比高11m。200m×100mの平山城と分類されるが、この城に関する史料は全く無い。

『日本城郭大系』は、「城址は現在の諏訪神社・国立王子病院の範囲に広がる地域で、荒川の南岸台地の先端部にあたる。諏訪神社と国立王子病院との間に坂道があって、これを堀切とみれば、二つの郭によって構成された城と考えることができよう」と記し、この地が城址である典拠を高橋源一郎著『武蔵野歴史地理』(昭和三年発行)に求めている。

ここにいう国立王子病院は既に廃院になって跡形もないが、北区赤羽台4丁目に所在する「公団赤羽4丁目団地」付近が城址と推測され、「諏訪神社前交差点」の坂道が『日本城郭大系』の示す堀切跡ということになろう。ただ遺構はもちろん、城址を思わせる雰囲気すら想像を逞しくしなければ感じられない。

(城址遠望)

 

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