横尾城
尾引城、三日城とも。標高760m、比高75m。 長野・松代と直結する地蔵街道沿いに位置し、横尾氏の本拠であった内小屋城の最終防御を担う立地である。 戦国時代、真田幸隆がこの地を領するまでの豪族であった横尾妥女正の築城。一時期、村上義清が落としたという(南原公平著『信州の城と古戦場』)。 現在見られる遺構では、秋葉神社の祭ってある本郭を中心に複数の副郭を配し、大手筋には多数の帯状の削平地を見ることができる。また、本郭の背後である尾根筋には深い堀切を三重にめぐらせて防御を強化するとともに、副郭の一部には補強用の石塁が確認でき、真田氏による改修の痕跡が顕著である。 |
(【左写真】本郭の城址碑 【右写真】本郭で奥の搦め手側には土塁もある)
(【左写真】搦め手の三重堀切 【右写真】三重堀切から本郭を見る)
(【左写真】多くの副郭が見られる 【右写真】一部には石積みがある)
(【左写真】登山道入口 【右写真】城址遠望)
(自作縄張り図)
(洗馬城からの眺望)
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