千古屋城
標高746m、比高90m。真田町曲尾地区の通称・根子屋に位置する山城。 歴史的な面は不明だが、隣の峰に築かれた曲尾城(根子屋城)と同一の城郭とする説もあり、ここは武田氏の重臣である大熊朝秀が守ったとの伝承が残る。「根子屋城の低い城」とも呼称されている。 遺構は、近年この地を整備した際に破壊されたようで、明確な城郭としての面影を窺うことはできない。ただ、主郭と思われる高台の背後には、二の郭があったであろう形跡はある。 横尾城とは対の位置取りにあって、傍陽川沿いに砥石城まで直結する古道を守っている。往時、この古道がいかに重視されたかを窺うことができる。 城址へは「曲尾交差点」を傍陽川の方に下って行き、「根子屋橋」を渡ってすぐ左に曲がる。山道を少し走ると城址への案内板が立っている。そこから登山約10分で本郭。 |
(【左写真】城址の登山道で大手道か 【右写真】本郭)
(【左写真】二の郭で堀跡とも思われる地形がある 【右写真】大手道の虎口らしき地形)
(【左写真】大手道の石積み 【右写真】竪堀とも思われる地形)
(城址遠望。中央の山頂が城址。手前の山は曲尾城。)
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