小杉御殿

ここにあった陣屋は、将軍家が鷹狩りに出掛ける際、または中原御殿に赴く際に宿泊する場所で、慶長十三年(1608)に建築された(『新編武蔵国風土記稿』)。

同年に縄張りがなされ、二代将軍・秀忠が徳川家康を迎えた場所でもあり、表御門、裏御門に御主殿、陣代、御蔵などの各屋敷が建つ大規模なものであったという(『中原町誌』『日本城郭大系』)。

中原街道に面した要衝の地であったが、後に東海道が主流となるに至って廃止された(『現地説明板』)。

西明寺の一帯が跡地で、防御度を高めた「カギ道」が残っているが、遺構は何ら見当たらない。

 

(【左写真】西明寺の門前に建つ「小杉御殿跡」の石碑 【右写真】「表御門」跡

 

 (【左写真】西明寺前はかつてのカギ道で、現在も直角の車道になっている。【右写真】同所の古地図)

 

 (【左写真】御主殿跡地にある祠 【右写真】御主殿跡の説明板)

 

(周辺案内板)

 

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