間宮氏氷取沢陣屋

横浜市磯子区氷取沢にある宝勝寺の西方には、戦国桃山時代の武将・間宮綱信の隠居の館があったが、江戸時代末期にはすでに畑田となって痕跡を失っていた(『新編武蔵国風土記稿』)。

間宮綱信は、天文二年(1533)生まれで、北条氏照や北条氏政に仕えた。天正年間(1573-1592)には、氏政の命により織田信長のもとに向かう途中、三河国・岡崎で徳川家康に謁見したという(『寛政重修緒家譜』)。天正十八年(1590)に北条氏が滅亡すると、彼は家康に帰順することはなく、この地に五百石を得て余生を送った(『日本城郭大系』)。

陣屋の跡地は、笹下川の曲流部という説もあるが、正確な位置すら明らかとなってはいない。

 

(【左写真】宝勝寺 【右写真】陣屋跡地付近)

 

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