跡部城

標高628m、比高110m。御屋敷城とも。

室賀川の左岸、下室賀の御屋敷集落の山尾根上に位置する。三ツ頭山から南西に派生した尾根の先端部で、室賀氏の領土の虎口部に当る。山腹で室賀峠の道を見下す(『信州の城と古戦場』)。

城主などは詳らかではないが、その位置取り及び縄張りから、室賀氏の物見の砦と考えられている(『図解 山城探訪』『長野県町村誌』)。

遺構は、相当に埋もれてしまっているが、三段ほどの郭が設けられ、それらを画す堀切が配置されている。本郭は6m×6mで、『日本城郭大系』によれば「石塁がわずかに残る」というが、現在確認できなかった。

城址は、旧室賀小学校の裏山にある。「御屋敷バス停」付近の細道を北側に入ると山道があるので、それを登ると10分足らずで本郭。

(宮坂武男著『図解 山城探訪』掲載の鳥瞰図)

 

(【左写真】二の郭。尾根上の細長い地形。【右写真】二の郭の堀切。)

 

(【左写真】主郭。簡易な造り。【右写真】主郭の堀切も埋もれている。)

 

(【左写真】搦め手から城址を見る。【右写真】城址下の鉄塔。ここにも郭があったかも知れない。)

 

(【左写真】登山道入口 【右写真】登山道山腹にある御堂。)

(山麓は御屋敷という字名)

(城址遠望)

(国土地理院発行の2万5千分1地形図

 

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