堀の内居館

上武石地区十二宮の南、県道美ヶ原公園沖線の東に位置する。段丘上で、南側武石川の南には中山城があり、東の至近には武石城が並んでいる。武石の谷は西行すれば武石峠を越え入山辺に通じる道筋となり、美ヶ原あたりを越える間道は多かったと思われる。それらの山道との関連が推定される(『図解 山城探訪』)。

城主など歴史面は不明であるが、江戸初期・慶安四年(1651)には「堀之内」「堀口」などの地名が存在していた(『武石村地検帳』)。戦国時代、大井氏の勢力が及んだ地域であることから、その系統の人物の居館であった可能性が指摘される(『図解 山城探訪』)。

周囲はのどかな住宅地で、堀之内公民館の東側の民家に土塁、石仏などが残っているという。

丸子地方の城郭地図

(宮坂武男著『図解 山城探訪』掲載の鳥瞰図)

 

(【左写真】堀の内バス停 【右写真】のどかな住宅地である。)

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