依田氏館

標高600m、比高56m。

東内辰ノ口集落の背後の字「殿入」に位置する。「殿入」と呼ばれる範囲は広く、山腹一帯に亘り、現在マレットゴルフ場になっているあたりから上の所を言っているらしい(『図解 山城探訪』)。

この居館に関する史料・所伝は無く、詳細は不明。周囲に「上城戸」「下城戸」の地名が残っていたというが現在不明(『長野県町村誌』)。
一説に、ここを内村砦といい、内村某という人物が城主で、大井氏に従属したというが定かではない(『長野県の中世城館跡』、大正十一年『小県郡誌』)。

跡地は、畑跡地・マレットゴルフ場となって明確な遺構は無い。数段の削平地があるものの後年の改変との区別は困難である。また居館にしては比高が大きく、その立地には不可思議な点がある。
跡地へは、県道174号の「辰ノ口」バス停手前の細道を西に上がって行くと、車道が走っている。

丸子地方の城郭地図

(宮坂武男著『図解 山城探訪』掲載の縄張図)

 

(【左写真】跡地のマレットゴルフ場 【右写真】郭の跡。50×30mの広さ。 )

(跡地からは対岸に丸子城が指呼の間に一望できる。)

(登山経路図・国土地理院発行の2万5千分1地形図

 戻る

 

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送