宗龍寺館

標高579m、比高45m。

依田城の築かれた金鳳山の北東山麓に宗龍寺がある。一帯は依田川の左岸の山腹にあたり、東側は岩谷堂の岸壁になり、西と南には金鳳山の険しい岩山を背負ってなかなか要害の地である。

戦国時代の兵の駐屯地ともされるが館主や歴史などは不明である(大正十一年『小県郡誌』)。
木曽義仲が旗揚げした際に、依田城に拠り、東信濃・上州の兵を集めたという場所はここでないかともされる
(『平家物語』『源平盛衰記』)。また依田孝玄の暗殺の場とも考えられるがはっきりしたことは分からない(『図解 山城探訪』)。

敷地は4-5段になって、本堂のある最上部が、最も広く70×50mで、居館のあった所と思われる。以下武士の屋敷が連なっていたと考えられる。高台にあるため、豪族の館とするに格好の位置取りである(『図解 山城探訪』)。

丸子地方の城郭地図

(宮坂武男著『図解 山城探訪』掲載の縄張図)

(館跡の宗龍寺。背後の山頂に依田城。)

(登山経路図・国土地理院発行の2万5千分1地形図

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