八反田城

瀬戸城とも。標高685m、比高15m。

八反田(はったんだ)城(長野県佐久市平賀大字瀬戸字七ケ上)は、志賀川によって浸食された台地の東南端に位置する。瀬戸城山中城峯の対岸。

天正五年(1577)頃には、当地は上原筑前守という人物が居住していたと推察される(『上諏訪造営帳』)が、城の詳しい歴史は分からない。

付近には「中屋敷」の地名が残り、城の西隣には”上原筑前守屋敷跡”と伝承される地もある。

城址は、台地上に4つの郭が並んでいた。主郭は八幡社のある台地先端部と思われ、それぞれの郭は空堀で区切られていた。

現在、その空堀は道路となっており、それぞれの郭も宅地造成、墓地によって、城郭の雰囲気を失っている。

(国土地理院発行の2万5千分1地形図

 

長野県教育委員会編『長野県の中世城館跡-分布調査報告書-』掲載の概念図と航空写真

 

(【左写真】主郭にある八幡社。【右写真】神社裏の主郭跡。)

 

(【左写真】主郭。中央にうっすらと空堀が残っている。【右写真】二の郭。遺構は見られない。)

 

(【左写真】三の郭。畑になり消滅。【右写真】空堀も道路となって面影を失った。)

(四の郭。墓地になっている。この付近が屋敷跡だと云われている。)

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