今井城

兼平・兼光館とも。標高669m、比高28m。

今井城(長野県佐久市大字鳴瀬字今井)は、千曲川によって作られた断崖上の台地、今井集落の南隣に位置する。

周囲に木曽義仲の屋敷跡と伝承される場所があることから、その部将・今井四郎兼平を城主とする説がある(『南佐久郡誌』)。
しかし、これは今井の地名から推察されたもので、岩村田大井氏か根井氏に関連する城とも考えられている(『山城探訪』)。

城址は、一帯が耕作地になっている。台地先端の三角形の主郭に、それを形成する空堀が残っている。また、その外の郭には「馬場」の地名が残っているようである。また、付近には城址碑や案内板などが設置されている。

城址の畑で働く方によれば、主郭の堀が城の名残りであることは知られているようだが、城に詳しい古老は近年亡くなられたとのことであった。

(参考サイト:信玄を捜す旅

(国土地理院発行の2万5千分1地形図

長野県教育委員会編『長野県の中世城館跡-分布調査報告書-』掲載の概念図と現在の航空写真)

 

(空堀の跡。うっすらと確認できる。南側には長ネギが植えられていた。)

 

(【左写真】「馬場」と呼ばれる郭。かなり広い。ここに城址石碑がある。【右写真】城址遠望)

(付近の道路にある案内板)

(主郭にある木碑)

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