向城

標高779m、比高32m。

向(むかい)城(長野県佐久市中小田切)は、雁峰城の北側真向かい、上小田切城の手前、切原小学校の西隣の山尾根先端部にある。

滋野氏の流れをくむ小田切氏の築城とされる(『日本城郭全集5』)。

武田信玄が佐久に攻め込んだ際、雁峰城を攻略するために築いたという伝承も残っている。
しかし、天文九年(
1540)五月、板垣駿河守を大将として侵攻し、佐久の数十城を落とした時に(『妙法寺記』)、雁峰城が抵抗したという事実は確認できず、むしろ、雁峰城の支城としてすでに存在していたとする方が自然のようである(『図解 山城探訪』)。

城址は、尾根の先端部を利用されており、主郭から南東側にいくつかの段郭が残っている。また主郭の北側には帯状の郭が巻いている。いずれも土塁の無い、簡単な縄張りのようである。ともかく、荒れ放題であり、この城の見るべきところは、背後の大堀切だけと言っていいかも知れない。

登山道は、南の民家脇からあるが、荒れていてハッキリしなくなる。切原小学校の校庭側から堀切を目指して登る方が賢明である。

(国土地理院発行の2万5千分1地形図)

(城砦群のある小田切地方の航空写真)

(長野県教育委員会編『長野県の中世城館跡-分布調査報告書-』掲載の概念図と城址の航空写真

 

(【左写真】主郭。荒れ放題で入ることすらできない。【右写真】主郭北側の帯状の郭。二の郭とでも言えようか。)

 

(【左写真】二の郭と主郭の切岸を望む。【右写真】主郭の南東斜面にはいくつかの段郭があるが、荒れ放題。)

 

(【左写真】主郭背後の大堀切。ここはなかなかの規模である。【右写真】城址遠望)

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