会田出羽屋敷

会田出羽屋敷(埼玉県越谷市御殿町)は、元荒川が蛇行し、舌状の突端になった地にあり、久伊豆神社の対岸に位置する。

十六世紀中頃、会田将監幸久が創建したとされる(『日本城郭大系』)。

会田氏は、はじめ信濃会田郷に住み、小笠原氏に仕えた。小笠原氏が武田信玄に敗れると関東に移り、越谷に居住して後北条氏に従属した。天正十八年(1590)、後北条氏が滅亡すると当地で隠居したという(『日本城郭大系』)。

慶長九年(1604)、徳川家康が鷹狩り用の御殿を造営する際に、会田氏は屋敷の一部を提供したとされる(『新編武蔵国風土記稿』『越谷市史』『日本城郭大系』『現地説明板』)

跡地からは中世の板石塔婆が発見され、水堀が残っていたが(『日本城郭大系』)、現在は宅地化が進み、遺構らしきものは見当たらない。

(参考サイト:帝國博物学協会

 

 

(国土地理院発行の2万5千分1地形図名と御殿町の航空写真)

(跡地である御殿町の町並み)

(対岸から見た御殿町)

 

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