本郷城
本郷城(★埼玉県川口市東本郷) 『日本城郭大系』の巻末一覧に「太田道灌築城と伝えられる。遺構なし」とのみ記されている。 傑傳寺(けつでん)が城跡とされ、その境内は太田道灌が築いた塁跡で、南側に大手門があったという(『新編武蔵風土記稿』)。 近くの全棟寺を中興開山した太田備中守輝資(太田道灌の曾孫)が居住した場所という伝承があったらしく、その居館跡とも推定される(『新編武蔵風土記稿』)。 『天桂山傑傳禅寺文書』によれば、傑傳寺は萬治初頭(1658-1661年頃)永平寺第二七世嶺巖英峻禅師の開山で、酒井忠勝(小浜城主)を弔うため建立されたという。忠勝の戒名“空印寺殿傑傳長英大居士”から傑傳を採り寺名としたという(傑傳寺ホームページ)。 現地は断崖に面した丘陵で要害の地である。宅地化が進んでおり、一部に原地形もあるが、土塁などの遺構が残っているのかは判然としない状況である。 |
(【左写真】傑傳寺 【右写真】傑傳寺を見上げる。断崖に面した丘陵で要害の地である。)
2014年9月15日訪問
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||