布上城

川西城とも。(標高993m、比高343m。☆長野県北安曇郡松川村川西)

この城に関して『信州の山城』(信濃史学会編・信毎書籍出版センター刊)には「海引山から東南に伸びる尾根上の、別名「岩あらし」と呼ばれる急峻なピークに築かれた小砦。ここに集まる三つの尾根の上部に空濠を設け、遠望すれば拳のように見えるピークに主郭がある。主郭は相接する二つの小曲輪から成っているが、特徴といっていいのは、西の曲輪の内部が掘り込まれて深い凹になっていることである。天水溜めであるのか、小屋などの施設を隠匿する目的なのか興味が持たれるところである。」と記されている。

城主は明らかではないが、仁科氏の一族・大和田氏との説があり(『新府統記』)、西山城の支城として機能していたものとされている。

城址は西山城の南西約3キロの川西地区、「伊の神墓地」の裏山にある。登山道が見付からず訪問は断念。

 

 (城址遠望)

 

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