天神山砦

この砦は、仙川の低平な台地が川によって削られた縁辺に構築され、三面を仙川に囲まれた要害の地に築かれた。

築城者に関する史料は皆無だが、戦国時代、後北条氏に従属した金子弾正の名が挙げられている(『多摩の古城址』)。

現在では「新川天神山青少年広場」となって、宅地化を免れ、自然の地形を留めている。外面を観察すれば、単郭に土塁を設け、背後は深い空堀で断ち切っていたようである。しかし、ほとんど埋もれ、明瞭な遺構とまではいえない状況。

 (縄張図)

 

  (【左写真】主郭だが、一見ただの公園にしか見えない。【右写真】土塁らしき地形。)

 

  (【左写真】背後の窪地は空堀としていいだろう。【右写真】砦跡を囲繞する仙川。要害の地形ではある。)

 

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