太田善太夫吉正陣屋

元和元年(1615)創建。

この陣屋は、それまで四百石を知行していた徳川家康家臣・太田吉正(生没年不明)が、大阪の陣で御使番として活躍したことを認められて、相模国愛甲・下総国葛飾において六百石を加増された際に築かれ、以来、元禄十年(1697)に至るまでその子孫が受け継いだものである(『新編相模国風土記稿』)。

陣屋の位置は、中津の台地に西側低地、中津川の氾濫原にある若宮八幡宮の西側あたりとされる。現在は、水田・荒地となっているが、近年まで中津川の洪水で冠水する場所であり、陣屋がなぜこのような低い地に築かれたのかは検討の余地がある(『日本城郭大系』)。

また、若宮八幡宮には「善太夫の力石」なる巨石がある。

(中津川沿いの陣屋跡。遺構は見られない。)

 

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