茨山城

茨木城(標高791m、比高40m★★長野県白馬村(北安曇郡)神城堀之内)

堀之内集落の背後の山の尾根先の台地にあり、現在は城峯神社の境内となっている。
比高は高くなく、要害性も低いが、南側は急斜面である。伝承によれば、神社のあるところは、大日向佐渡守の家臣・勘助の居城といわれ、弘治二年(
1556)武田信玄の重臣・山県昌景に攻められ落城したとされる。
このあたりの当時の人口や兵力からして、武田軍の攻撃を受ければ、ひとたまりもなく自落したと思われる(『図解 山城探訪』)。

主郭は、西側に土塁として利用した高みがあり、小さな尾根筋に堀があって、東の斜面には腰曲輪が見られる。背後には、ふたつの小山とひとつの窪地があるが、これは古墳と推察されている(『図解 山城探訪』)。

三日市場城の向かい、「サンサンパーク白馬」の北側、白馬村から鬼無里村へ通じる道に、広い駐車場と湧水のある場所があって、そこに未舗装の登山道がある。そこから5分も登れば神社に着く。

 

(宮坂武男著『図解 山城探訪』掲載の鳥瞰図)

 

(【左写真】主郭の城峯神社。【右写真】主郭背後には武者走り状の地形がある。)

 

(【左写真】主郭の土塁。【右写真】主郭脇には竪堀も見られる。)

 

(【左写真】主郭に巻いている腰曲輪。【右写真】主郭背後の切岸。)

 

(【左写真】主郭背後の古墳と思われる丸山。【右写真】城址入口の登山道。)

(城址遠望)

(登山経路図・国土地理院発行の2万5千分1地形図

 

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