鳥羽館

標高600m、比高40m。戸羽館とも。

依田川左岸、鳥羽山麓の段丘上に位置する。ここは信濃28番観音鳥羽堂の境内で、依田川沿いの集落を見下し、対岸の丸子城を正面に見る(『図解 山城探訪』)。

もともと鳥羽氏が居住したというが、事跡は不明で、天文年間(1532-1553)福島肥後守という人物が守ったとされる(『長野県町村誌』)。福島肥後守は武田晴信の家臣となり、その後、依田信蕃の配下となるが天正十一年(1583)三月二十二日岩尾城の合戦で討死し、以後、廃城となった(『信濃細石』)。

遺構は明確でない。館地の範囲は150×70mほどとされ(『図解 山城探訪』)、いくつかの郭と空堀が見られるが、後年の改変と区別がつかない。

丸子地方の城郭地図

(宮坂武男著『図解 山城探訪』掲載の縄張図)

 

(【左写真】信濃28番観音鳥羽堂 【右写真】いくつか削平地があるが遺構であろうか?)

 

(【左写真】段郭状の削平地が続く。【右写真】鳥羽堂入口。ここから5分ほど登る。)

(登山経路図・国土地理院発行の2万5千分1地形図

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