横瀬荒神山城

標高630m、比高60m。

地元の人が「荒神」と呼ぶ一角で、県道が蛇行して登る尾根の末端部のわずかな平場に築かれている。

史料は残っていないようで、詳細は分かっていない。

ここに砦を採用し、眼下の横瀬館を守ったと思われる。五段ほどの削平地があり、三段目には荒神社があり、最上段には卵塔や石碑が残る。県道の造成で上部は崩れてしまっているが、堀切もなく、砦としては至って脆弱な構造である(『図解 山城探訪』)。

現在、まったく荒れており、藪化がひどい。数段の郭を確認できるだけで、非常に簡素な造りになっている。『八坂村誌』のいう「城」には程遠い遺構である。県道55号「塩の貝」バス停から籔に進入するとすぐに城址。

(宮坂武男著『図解 山城探訪』掲載の縄張図)

 

(【左写真】数段の郭はまったく荒れ放題である。【右写真】郭の切岸が確認できる。)

 

(【左写真】三段目にある荒神社。荒れていて近づけない。【右写真】最上段の卵塔と石碑。)

(城址入口のバス停。後ろの籔に入っていく。)

(国土地理院発行の2万5千分1地形図

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