鳥山館

神奈川県横浜市港北区鳥山町には、源頼朝の家臣・佐々木高綱の居館があったという(『日本城郭大系』『姓氏家系大辞典』)。佐々木高綱は、治承四年(1180)木曽義仲との宇治川合戦で先陣を担った猛将である。

また、鳥山氏の代々の居城とも云われる(『神奈川の城』)。

正確な位置は不明だが、城郷小学校から八幡宮付近に築城されたと推察される。近く300m北側に土井谷砦、600m北西に小机城があり、戦国時代には廃されていたようである。

八幡宮近くに「駒形明神」という小祠がある。これは、佐々木高綱が宇治川先陣の際に乗っていた駿足「生月」が死んで埋葬された場所とされ、かつては井戸もあったと伝承されている(『新編武蔵国風土記稿』『現地説明板』)。また鳥山町には高綱開基とされる「三会寺」もあるが、それ以外に遺構などは確認できない。

 

 (【左写真】八幡宮 【右写真】「駒形明神」)

 

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