林小城

標高796m、比高146m。

尾根にひとつ集落をはさんで、林大城と相対している尾根上に築城されている。北側の山麓の薄川は水堀の役割の負っていたという。小城は古城とも呼ばれ、大城より古い時代のものと考えられていたが、最近の研究では、小城の中心部の縄張りは複雑で、大城よりも後の時代のものと推察されている。小城の主郭を取り巻く石積みや縄張りなどは、山家城桐原城との共通性が高いとされる。(『松本市史』など)。

天文19年(1550)7月15日に武田信玄の攻撃を受けて大城とともに落城し、その後小笠原氏によって改修されたようである。林大城を中心に水番城と反対側の尾根にある。

ところどころ踏み址があるものの、登山道と呼べるようなものではなく、道なき斜面をよじ登るのが一番速いようだ。

 

(【左写真】本郭址 【右写真】本郭土塁で高く、保存状況良好。)

 

(【左写真】本郭を全周する石積み 【右写真】搦め手口の堀切)

 

(【左写真】大手口には林大城と同様の段郭が連なる 【右写真】この山の頂上に城址)

 

(登山経路図・国土地理院発行の2万5千分1地形図

 

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