伊勢崎城

虚空蔵山城、伊勢山城とも。標高672.9m、比高70m。

上田から真田に進入する際、その中心地点に屹立する真田町への玄関口。南側には砥石城、北側には矢沢城を配し、真田氏の防御網の重要拠点だったと思われる。この立地から、真田幸隆の居城であったとか、天正十三年(1585)の第一次上田合戦で真田昌幸が徳川勢に勝利した際には伏兵が配置されたという言い伝えがある。また、慶長五年(1600)の第二次上田合戦では、ここを真田幸村が守り、徳川秀忠軍を翻弄したとの伝承も残る。

北側は神川の川淵に険しく切り立った要害の地形で、容易に攻め込める地形ではない。南側から攻撃しようとすれば背後から砥石城の攻撃を受けることになる。ただ遺構は明確ではなく、主郭、二の郭と思われる削平地と、戦国時代のものかは不明だが、土塁と石垣がわずかに残るだけである。

城址は「上田菅平IC」からほど近く、すぐ脇を上信越自動車道が走る虚空蔵山の頂上にある。アプローチは富士見台団地の上田北幼稚園の奥に進むと、車道から5分ほどで訪問できる。

 

(【左写真】本郭 【右写真】本郭土塁。手前の石碑はかつてここにあったという神社のもの。)

 

(【左写真】二の郭の石垣だが後年のものだろう。【右写真】城址にはわずかに手書きの城址碑がある)

(城址遠望)

(天白城からの眺望)

真田氏諸城配置図

 

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