小松尾城

標高758m、比高58m。

犀川の右岸、聖山から北西へ続く丘陵の末端部に位置する。北に続く尾根は「屏風岩」と呼ばれ、山体は険しく、尖塔のような形で目立っている。北側、聖沢川を挟んで和田之城がある(『図解 山城探訪』)。

この城に関する記録は無いが、狼煙台の伝承がある(『図解 山城探訪』)。
牧之島城-和田之城-小松尾城-大岡城-麻績城と狼煙ネットワークがつながっていたとされる。

住吉神社のある頂上が主郭で、南北15m、東西13mの狭い所だが急斜面に囲まれている。鳥居の立つ二の郭には小池があり、その5m下には「天神さま」と呼ばれる65m×24mの三の郭がある。その南10m下には「大にわ」と呼ばれる広い平地があって、ここが根小屋と思われる(『図解 山城探訪』)。

狼煙台ということで、顕著な山城の遺構は見られないが、主郭からの見晴らしは素晴らしい。

(宮坂武男著『図解 山城探訪』掲載の縄張図)

 

(【左写真】主郭の住吉神社。城砦らしい遺構は無い。【右写真】主郭虎口。)

 

(【左写真】二の郭。正面上が主郭。【右写真】二の郭の小池。水の手だったのであろう。)

 

(【左写真】「天神さま」と呼ばれる三の郭。荒れている。【右写真】「大にわ」四の郭。耕作地になっている。)

 

(【左写真】城址遠望。登山は5分程度。【右写真】付近の車道にある城址碑。)

 

(主郭からの見晴らし。なかなか絶景である。)

(国土地理院発行の2万5千分1地形図

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