竹山城

標高475m、比高124m。西条城、象山城とも。

松代城を眼下に望む象山に築かれた山城。もともと西条氏の本拠であったと考えられる。戦国時代には川中島地方を支配していた村上氏の配下にあり、北国街道の多田越えを監視する役目を負っていたと思われる。一説に村上氏配下の清野氏が鞍骨城を本拠として、鷲尾城雨宮城をもって西南の、竹山城をもって東の守備に使用したという(『更科埴科地方誌』)。

川中島合戦でも何らかの機能を果たしたと思われるが詳細は不明。なお、江戸末期に記された『海津近傍考』に拠れば、かつては石垣が全周する城であったらしい。現在でも石垣の一部が残存しているが、戦国末期・上杉氏の改修と思われる鞍骨城、鷲尾城の石積みとは形状を異にしており、江戸時代、松代城の背後を固める物見台として真田氏によって使用されたのであろう。

城址は松代城からわずか500mの距離。象山の頂上にあって象山神社から西側、公民館の隣に登山道があり、象山配水池を経て、10分もあれば到着。

 

 (【左写真】主郭は15m×13mほどで広くはなく、土塁もない。【右写真】主郭には腰曲輪が配されており、石垣も確認できる。)

 

  (【左写真】主郭虎口付近の石垣。江戸時代の改修に感じる。【右写真】主郭を取り巻く石垣。)

 

  (【左写真】二の郭らしき広い平場がある。主郭とこの郭で形成された城郭だろう。【右写真】現地案内板)

 

 (【左写真】松代城から見た竹山城。【右写真】登山道入口)

  

 (【左写真】象山全景 【右写真】山麓の象山神社)

 

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